東京都立高校受験、「倍率」とは?

 入試シーズンたけなわです。中学受験はほぼ終了となりましたが、大学はいま私立大学の一般入試が真っ盛り、そして高校入試は明日から私立高校の入試が始まり、また一昨日、都立高校の願書提出が終了して、現時点での「倍率」が出たところです。

 さて、この「倍率」ですが、いま出ているものがそのまま「実際(最終)」の倍率となるわけではありません。日比谷高校が顕著な例となりますが、試験当日に「願書は出したけれども受験しない」人がいるのです。日比谷の場合は、超難関私立高校や国立高校に合格して、受験の必要がなくなったということですね。

 また、現在の倍率は、「定員」に対して算出されています。実際には定員より多い合格者を出すケースもありますので、最終(実質)的な倍率は、当日実際に受験した人数(実受験者数)を、実際の合格者数で割ったものとなるのです。なお、「男女枠緩和校」では、定員より少ない合格者数となる場合もありますので、ご注意下さい(特に男子の方が、減ることが多いです)。

 また、一度願書を提出した学校の倍率があまりに高い場合など、志願変更をすることもできます。「取り下げ・再提出」という制度です。

 このことと、7日の出願終了にあたっての見解を、言問学舎サイト(マイベストプロ東京のコラム)に掲載してあります。今回都立高校を受験される方(保護者の方)、来年以降高校受験を控えている保護者の方は、ぜひご覧下さい(ただし来年以降、都立高校の入試の仕組みは改変が予定されています)。

都立高校出願者数確定~広尾男子が2.9倍!
http://mbp-tokyo.com/kotogaku/column/36298/

東京都立高校受験「願書の取り下げ・再提出について」
http://mbp-tokyo.com/kotogaku/column/36196/  

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